公開日 2022-11-27 , 最終更新日 2022-11-27
はじめに
為替手数料の概念はわかった。
で、結局どこで交換するのがいいの?
外貨預金
外貨建てMMF
FX
の3種類で調べてみたよ、ちなみにドルだけです。
- 為替手数料が安い会社がわかる!
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まとめ
- ドルを直接預け入れするなら、住信SBIネット銀行の外貨積み立てで、購入3銭、売却6銭
- 海外でドルを使うことが多いなら、ソニー銀行も選択肢に。住信SBIネット銀行も変わらずオススメ
- 外貨建てMMFをドルで購入する場合、住信SBIネット銀行の外貨積み立てでドル購入後、SBI証券に移管して購入。
- 外貨建てMMFを円で購入する場合、マネックス証券がオススメ。購入0銭、売却25銭
- FX (レバレッジ無し) は、どこも安い!スプレッド0.2銭あたりが目安
商品の特徴
メリット | デメリット | |
---|---|---|
外貨預金 | ・流動性が高い (ショッピング、ATMに活用可能) ・少額から購入可能 | ・税金が高くなりやすい(雑所得) ・為替手数料が高い |
外貨建てMMF | ・利率が高い ・比較的少額から購入可能 | ・税金が安くなりやすい(譲渡所得) ・為替手数料が高い |
FX (レバレッジ無し) | ・利率が高い ・為替手数料が安い | ・税金がやや安くなりやすい (雑所得だが、20%固定) ・購入単位が大きい |
外貨預金の為替手数料が安い銀行とおすすめ2選
外貨預金として活用するときの手数料とおすすめ銀行です
オススメは住信SBIネット銀行「外貨積み立て」
前提として、金利は普通預金の金利を記載しています。日本国内と違って定期預金で金利が高いですが、このサイトでは定期預金をオススメしていないので、ここでは記載していません。
銀行 | 条件 | 預け入れ (銭) | 払い戻し (銭) | 金利 | 最低金額 |
三菱UFJ | インターネット | 25 | 25 | 0.010% | 1ドル |
三菱UFJ | 窓口 | 100 | 100 | 0.010% | 0.01ドル |
三井住友 | インターネット | 50 | 50 | 0.010% | 1ドル |
三井住友 | 窓口 | 100 | 100 | 0.010% | 1ドル |
みずほ | インターネット | 40 | 40 | 0.010% | 1ドル |
みずほ | 窓口 | 100 | 100 | 0.010% | 1ドル |
りそな | インターネット(外貨の達人) | 50 | 50 | 0.015% | 10ドル |
りそな | 窓口(外貨の達人) | 50 | 50 | 0.015% | 10ドル |
楽天 | 普通預金 | 25 | 25 | 0.010% | 1ドル |
住信SBI | 普通預金 | 6 | 6 | 1.000% | 1ドル |
住信SBI | 積み立て | 3 | 6 | 1.000% | 500円 |
auじぶん | 普通預金 | 0 | 25 | 0.500% | 100円 |
ソニー銀行 | 普通預金 | 15 | 15 | 1.000% | 1ドル |
ソニー銀行 | シルバー | 10 | 10 | 1.000% | 1ドル |
ソニー銀行 | ゴールド | 7 | 7 | 1.000% | 1ドル |
ソニー銀行 | プラチナ | 4 | 4 | 1.000% | 1ドル |
新生銀行 | スタンダード | 15 | 15 | 0.001% | 1000円 |
新生銀行 | シルバー・ゴールド | 9 | 9 | 0.001% | 1000円 |
新生銀行 | ダイヤモンド・プラチナ | 7 | 7 | 0.001% | 1000円 |
メガバンクも比較対象として記載しています。メガバンクはインターネットバンクで手数料が安くなる特徴がありますが、それでもネット銀行よりは高いです。窓口はちょっと高すぎますね。
第1位 住信SBIネット銀行
まず、オススメは住信SBIネット銀行の「外貨積立」になります。購入時の為替手数料は3銭、売却時の為替手数料は6銭 (普通預金と同じ)になります。「積立」と書いていますが、1回だけ購入も可能です。
注意点としては、契約解除を忘れると継続的に購入し続けることです。単発購入の人は要注意ですね。
第2位 ソニー銀行
おススメの次点は、ソニー銀行でしょうか。為替手数料もシルバー以上を維持すれば10銭程度と安く、金利も1%と高いです。また、ソニー銀行は後述する外貨のまま利用する際の利点が大きいです。
外貨を外貨のまま使う面で有利な銀行2選
外貨預金しても、海外で使えないと、いったん円に戻して、また現地で両替など、非常に非効率、かつ手数料が高くなります。外貨のまま、使えるサービスは手間、手数料面で非常に有利になります。
住信SBIネット銀行 デビッドカード(Visa, Mastercard)
住信SBIネット銀行のデビッドカードであれば、ドルをドルのまま海外で使うことができます。安い為替手数料を活かすことができます。
- ショッピングであればドルのまま使うことできる。ショッピングでドルを使用する際、手数料2.5%が必要だが年間30回までポイントバックされる
- VisaもしくはMasterCard 加盟店で決済をすることができる
ソニー銀行 Sony Bank WALLET(Visa)
ソニー銀行のデビッドカードでも、ドルをドルのまま海外で使うことできます。
- ショッピングであればドルのまま使うことができる。手数料はかからない(回数無制限)
- Visa加盟店で決済することができる
外貨建てMMFをドルで購入する場合のオススメ1選
外貨建てMMFは、円で買う方法と、ドルで買う方法、2つありますが、まずはドルで買う方法です。外貨建てMMFは証券会社で購入しますが、証券会社の為替手数料は25銭が一般的で必ずしも安くありません。
そこで、ネット銀行でドルを購入し、それを証券会社に振替し、そのドルで外貨建てMMFを購入します。そのオススメ1選を紹介します
住信SBIネット証券→SBI証券
外貨建てMMFをドルで購入する場合は、以下の手順です。
まず、為替手数料は、本記事内で記載したように、購入時3銭です。次にSBI証券にドルを移管するサービス (外貨即時入金) ですが、手数料は無料で、時間も数秒後には反映されています。
次に外貨建てMMFですが、以下のように4商品があ、どれも約3%と高利回りを得られます。オススメはどれでも大丈夫で、気に入った商品を選びましょう。商品を選択すると、「買付金額」の欄に「米ドルで買付」と「円で買付」がありますが、「米ドルで買付」を選びましょう。
外貨建てMMFは約3%の利率が得られており、外貨普通預金の1%に比べて高いですね。購入、売却手数料も一般的には不要です。換金性も高く、売却後の翌営業日には現金化されます。税金も証券会社で計算してくれます。
外貨建てMMFを円で購入する場合のオススメ2選
外貨建てMMFを銀行でドル交換をするのが面倒くさい場合、円で直接購入することもできます。金利を考えれば、すぐに取り返せるので、これもありでしょう。
この場合、円で購入するといっても、証券会社の指定する為替手数料でドルを購入することになります。その手数料は以下のようになります。
銀行 | 購入時 (銭) | 売却時 (銭) |
楽天証券 | 25 | 25 |
マネックス証券 | 0 | 25 |
SBI証券 | 25 | 25 |
auカブコム証券 | 20 | 20 |
第1位:マネックス証券
第1位はマネックス証券です。購入時手数料が0銭で、売却時手数料は25銭で、実質12.5銭になります。
第2位:auカブコム証券
第2位はauカブコム証券です。購入時手数料が20銭、売却時手数料は20銭と残り2社より5銭安いです。
FXの考え方
FXは個別に記事にするほど内容が濃いので、ここでは紹介のみです。
例えば、外貨EX by GMOのページだと、スプレッド0.2銭、スワップ138円と記載されています。
まずスプレッドとは、購入時と売却時の為替手数料の差なので、為替手数料に換算するとさらに半分なので、0.1銭ということになります。これは安い。
次にスワップポイントですが、金利のようなものだと思っていいです。10000ドル購入時に1日当たり138円になります。今の金利で考えると、以下のような利率に換算できます。
スワップポイント:138円/日
元金: 10,000ドル ≒ 1,400,000円
利率換算: 138×365/1,400,000=3.60%
注意点は、ここで1Lotは最低購入単位ですが、FXの場合10000通貨 (10000ドル)、もしくは1000通貨 (1000ドル)のものが多いです。そのため、最低でも10万円以上の購入が必要になってきます。
それなりの量を購入するなら、FXは為替手数料が圧倒的に安く、利率も高いため、購入はオススメできます。
最後に
為替手数料と利率についていかがでしたでしょうか。メリット、デメリットを理解して自分にベストなものを購入していきましょう。
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