公開日 2022-11-06 , 最終更新日 2022-11-06
後編は、実際の電気料金を計算する部分だよ
- Excelの関数がわからない人でも、電気代を気軽に計算するExcelシートが出来る
- 電力会社のプラン、燃料費調整単価などが変わってもすぐに対応する方法がわかる
- Excelの関数がわからない人でも、電気代を気軽に計算するExcelシートが出来る
- 後編は実際の家での使用量に応じた年間料金を計算できる
参考記事
電気代高騰対策!まずは、電気代の仕組みを徹底解説! (minichi.online)
電気代高騰対策!電気会社の選定方法 (minichi.online)
準備するもの
前編で準備したエクセルシートを引き続き使うよ
Microsoftアカウントを入力すれば、Excelなどを無料で使うことが出来ます。簡易機能だけですが、関数などは普通に使うことができます。
こちらもGoogleアカウントがあれば、無料で使うことが出来ます。
Office有償版
買い切り型で昔から使い慣れていますのでこれを使っていますが、やっぱり高いですよね。私はマクロも使うので、継続して使っています。
手順:12カ月分の電力使用量を集計する
ここから示す手順は、理解しやすいように、やや冗長な手順になっております。ご了承ください。
手順① 12カ月分の電力使用量を集計する
- 各電力会社のマイページから、電力使用量を調べる
- 紙の検針票から集計する
例えば、関西電力なら、はぴeみる電というサイトがあるので、そこからログインします。各社かならず、このようなサイトを持っているので、ログイン環境を整えましょう。
ここで、履歴が見れるので、12か月分の、「電力使用量」を集計しましょう。家族環境が大きく変わらない限り、12か月分集計できれば、ずっと使えます。電気代は必ずしも集計の必要ありません。
手順② 共通部分のフォーマット作成 (使用電力毎のベースの数式作成)
シート変えてもよいのですが、ここでは簡単にするため、同じシートのAA列からスタートしています。
セルのAA5から、上の図のように記載し、AB6~AB17まで12か月分の電力使用量を記載します。1月から始めなくてもよいし、12カ月分無ければ、無い部分は仮の値を入力しましょう。
次に、セルAC1に数式で
「=AB1+1」と
入力しましょう。これは後で検索とコピペを楽にするためです。
手順③ 1社目のプランを入力する
セル2行目 (AC2) には、「=C1」
セル3行目 (AC3) には、「=C2」
と入力しましょう。数式で入力するのは、引用元の変更したときに自動的に変わるようにすることと、2社目以降をコピペで対応するためです。
手順④ 1社目の電気料金を計算する
セルAC6に以下の数式を入力してください(カギかっこは不要)
「=ROUNDDOWN(VLOOKUP($AB6,$B$17:Z2017,AC$1+1,FALSE),0)」
前編で作った電力会社ごとの料金から、電力使用量(ここでは、837kWh)に応じた電気料金を引用する式です。
手順⑤ 電力料金の数式のコピペ
セルAC6をコピーして、セルAC7~AC17にペーストしましょう。12か月分の計算をしてくれます。
手順⑥ 合計額の数式の記入
セルAC4に「=SUM(AC6:AC17)」と入力します。
これで12か月分の合計額が表示されます。
手順⑦ 2社目以降のコピペ
2社目以降は超簡単です。セルAC1~AC17をコピーし、セルAD1、セルAE1を選んでペーストしていきましょう。電力会社のプラン記載数だけ続けていきます。
これで、各社の料金が定量的に比較できます。比較サイトもいいですけど、平均〇〇〇円安くなる、とか言われても実感わかないですよね。これで、あなたの実情に合わせたプランを正確に見極めることが出来ます。
自分で考えるメリット
自分で考えるメリットは以下のようなことが考えられます。
- 自分の電力使用量から、正確な料金を見積もることが出来る。
- 比較サイトの宣伝に騙されなくなる。
- 変化があっても、このエクセルファイルを基にすぐに修正することが出来る
最後に
ここまでいかがでしたでしょうか。数式組めない人も、フォーマットは完成できるようにしています。
慣れてきたら、自分なりの工夫を加えていけばよいでしょう。相談あればコメント欄にお願いいたします。
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