公開日 2022-10-15 , 最終更新日 2022-10-28
はじめに
あれ、利子入ってるけど399円。
預金100万円で、利率0.1%なら1000円じゃないの?
それは銀行によるけど、半年に1回利子がもらえるところが多いから。
半年に1回なら500円じゃないの?
それは税金がひかれているからやな
ありゃ、なんか損した気分
- 普通預金の利子の計算方法と税金の関係がわかる
利子の計算方法
利子の計算の重要なのは以下の3要素です。
- 利子の計算期間と金額
- 金利
- 税金
楽天銀行を例にして説明しましょう
利子の計算期間と金額
金利計算方法には以下のように記載されています。
毎日の午前0時における最終残高1,000円以上について毎年3月31日と9月30日に、ウェブページ上表示する毎日の利率によって1年を365日とする日割計算のうえ普通預金に組入れます。
付利対象期間は、3月31日の場合は9月30日から3月30日まで、9月30日の場合は3月31日から9月29日までとし、いずれも両端入れとします。
楽天銀行より引用
大事な点は、以下です。
- 金利は3/31、9/30に入金される。
- 金利計算はそれぞれ 9/30~3/30(182日or183日)、3/31~9/29(183日)の期間で計算される
- 上記期間で日割り計算が行われている。
9月上旬に大金を入れても、金利は高くならないね。
金利
楽天証券の金利は、0.1%の場合ですが、日割りの場合、これを365日で割ります。(閏年じゃないとき)
1日当たりの利子=当日の預金額 × 0.001 / 365
これが例えば、3/31~9/29の区間で毎日計算されたものが、「名目上の利子」になります。名目と書いたのは税金が引かれていないからです。
利子課税
利息には復興特別所得税が課され、源泉分離課税20.315%(国税15.315%、地方税5%)となります。(マル優制度はご利用できません)
楽天銀行より引用
大事な点は、以下です。
- 税率は20.315%
- 源泉分離課税。これは、銀行が利子を預金者に支払うときに税金を払って残った分を預金者に支払っています。
税金 =名目上の利子 × 0.20315 (小数点以下切り捨て)
実質利子=名目上の利子 ー 税金
or実質利子=名目上の利子 × (1-0.20315) = 名目上の利子 × 0.79685 (小数点以上切り上げ)
この20.315%とか、79.685%は、株の税金などにも使われるので、結構便利な数です
頭の中では、20%、80%で計算して十分です。
その他注意事項
- 金利計算期間は一般的には6か月、もしくは1か月が多い。1千万円あっても数円の誤差になります。
- 一般に利子にも利子が付くので、ちょっとずつ利子が付きます。
この考え方を「複利」といいます(超重要な概念)
最初の半年 元金×金利=利子1
次の半年 (元金+利子1)×金利=利子2
次の半年 (元金+利子1+利子2)×金利=利子3
ただし、今の金利だと、ほとんど誤差です・・・・ - この利子の考え方は、投資、ローンもほぼ同じ考え方になります。
参考ですが、利子計算フォームです。複利を考慮していませんが・・・
最後に
色々知らんかったな
一回、ちゃんと計算してみるわ
この金利の部分の数値変えれば、投資、ローン、いろんなものに応用が利くので、
一度計算してみよう
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